中小企業にお金を貸してくれるのはどこ?

中小企業にお金を貸してくれるのはどこ?

ポイント

中小零細企業と言われる会社や個人事業主に融資をしてくれるのは2つだけです。

  1. 日本政策金融公庫
  2. 信用保証協会経由の融資

特に創業時は上記2つ以外は選択肢がないのが現実です。

正直なところ、この2つから借り入れできなかった場合は、高金利の融資に手を出すしか方法がありません。

逆に、この2つを上手に利用できれば、低金利で調達可能です。

  1. 日本政策金融公庫

    半官半民のような組織で、公庫自体が融資を行います。
    融資審査は、それほど厳しくないイメージを持っていますが、一番最初の取引の際は、色々と書類の準備が必要です。

    ただ、一度でも融資の実績があれば、返済が滞りなく行われている限り、追加の融資なども柔軟に応じてくれます。

    また、公庫は数年前に株式会社され、営業も比較的活発です。
    当事務所でもかなりの件数を取り次ぎしています。

    特に最近お客様に喜ばれているのは、公庫の担当者に当事務所まで来てもらい、会計事務所で融資のお申し込みや面談を行うサービスです。
    融資の申込や面談は、社長にとって意外に緊張するものです。

    面談を会計事務所で行うことで、税理士や会計事務所のスタッフが同席し、決算書の説明や必要書類を準備するのを手伝うと、社長にとっても公庫の担当者にとっても安心ですし、都合が良いのです。

    なお、面談前に事前に決算書などを会計事務所から担当者へ送付することで、面談の時間の短縮、おおよその融資の可能性などが、事前に何となく把握出来ます。
    この事前に予測が立つことが一番のメリットです。
    融資の可能性がないのに面談や申込書類を準備するのは無駄ですので。

    融資を検討する際は、一番最初に日本政策金融公庫からチャレンジしてみましょう。
    なお、初めての取引の場合は、融資が実行されるまで時間が掛かります。
    どんなに早くても3週間、出来れば1ヶ月は余裕をみておくことが必要だと思います。

  2. 保証協会付きの融資(制度融資)

    中小零細企業は信用力がありません。
    融資の際は会社だけでなく、社長個人も保証人に入りますが、それでも信用力が足りません。

    そこで、会社の保証人になってくれるのが、信用保証協会です。
    最近は、家を借りる際に、保証会社を通す場合が増えていますが、仕組みは一緒です。
    保証協会が保証人になることで、銀行から融資を受けることが出来るようになります。

    保証協会には、信用保証料を払って保証人になってもらいます。
    ただ、信用保証料を払えば必ず保証人になってくれる訳ではなく、実質的な審査があります。

    では、保証協会経由の融資にはどのようなものがあるのでしょうか?
    一番簡単なのは、会社の所在地がある市区町村の窓口を経由する方法です。

    制度融資と呼ばれるものですが、各市区町村が、地元の企業の活性化のため、色々な融資制度を準備しています。
    大抵の場合、利息や信用保証料を補助してくれたりするような制度です。

    市区町村の産業振興課などへ行くと、融資の窓口があります。
    そこへ相談に行ってください。

    必要書類などの説明を受け、面談日が設定されるはずです。
    面談は中小企業診断士が行い、特に問題なければ、斡旋状のような書類を頂きます。

    それをもって金融機関へ出向き、その書類が保証協会へ回り、審査が行われます。
    この場合、金融機関は、基本的にリスクを負わないので、実質的な審査は保証協会です。

    市区町村、金融機関、保証協会と3箇所が絡みますので、上記1の公庫に比較して、融資の実行までに時間が掛かる印象があります。
    初めての取引の際は、1ヶ月は余裕をみておいた方が良いでしょう。

ポイント

上記1と2の融資は、同時に申し込むことが可能です。
急ぎの場合は、同時に申し込んで、どちらか一方だけでも融資が受けられるよう準備しましょう。

また、今までの経験や公庫の担当者、お客様の融資状況を見た印象ですが、公庫と信用保証協会は、データベースを共有していないように思います。
あくまで推測ですので、参考レベルですが、公庫が断られたといって、保証協会が駄目だとは限りません。その逆も同じです。
諦めずに、両方に申し込むことをお勧めします。

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